連投で告知です。
下記のシンポジウム?でパネリストをやります。
肩書きが、入試センター副所長になっていますが、
実施される10/15は辞任済み。
その時点では、社会学部 教授・入試主任 という肩書きになっています。
全学の役職を外れるので、多少言いたいことが言えるかなとは思っています。
総合型選抜と探究学習、なかなか難しいと思います。
正直、探究学習でやったこと(内容)を使って
総合型選抜に出願する というのは ないな という感じ。
探究学習で学んだことを活かして
総合型選抜に出願する のであれば アリ だと思っています。
与えられたプログラム(テーマ)で探究学習をしたとしても
どこまでなのか。。
総合型選抜では、
本当にその受験生が「経験してきたこと・考えたこと」と
「大学で学びたいこと」、そして「将来」を
どこまでに繋げて考えられているかが重要だと思います。
(少なくとも私はそう考えています)
AOの対策塾みたいなものを目にすることがありますが、
AOのような総合型選抜では(完全な)対策は
できないのではないかと・・・。
それは面接官によって評価が変わるから。
例えば3人がABCの3段階で評価するとして、
AAAとなれば文句なしで合格です。
AABでも合格可能性は高いかな。
ABBだとどうだろう・・・。
面接官の3人はそれぞれ違う視点を持っています。
どの視点からみてもAであれば良いわけですが、
かなり難しい話です。
ちょうど「最後の秘境 東京藝大: 天才たちのカオスな日常 (新潮文庫)」を
読んでいて、まさに同じだなと思った次第です。
藝大の入学試験で、デッサンを描いて、それを教授(試験官)が評価する。
当然、(そのデッサンに対する)好みだとか、着目する視点は
試験官によって変わるはずです。
ある意味、試験官の当たり外れが存在するはずです。
総合型選抜もまったく同じです。
総合型選抜の面接では、デッサンのような「作品」を見るわけでなく、
受験生とコミュニケーションをとって評価することになるので
さらにいろいろな要因が混ざってくるので。。
誤解を怖れずにいえば、
そこには再現性とか公平性とかはないかもしれない・・・。
信頼性なんて・・・(笑)
といった話を、クビ覚悟でしたいと思います。
先日、メインの森朋子先生と打合せをしましたが、
1時間話が尽きず・・楽しかったです。
ということで、当日も盛り上がるのではないかと思っています。