質問紙の様式

一月も終わりというのに,最新記事が

「あけましておめでとうございます」では

まずいですね。

今回は質問紙(アンケート)の様式についてです。

質問紙の様式・形式は多種多様です。

ただ当然のことながら,

同じ研究者が作った質問紙は似通っていると

思います。

この理由は

おそらく研究者は適切かどうかは別にして

“質問紙とはこういうものだ”という

ポリシーを持っているからだと思います。

例えば,

・フェイスシートの

  「この度は調査に協力頂きまして・・・

   中略・・・回答は統計的に処理・・・

   プライバシーを・・・」

 という文面

・評定尺度の選択肢数は4つ

・選択形式(○をつけるところ)は,

 数字よりもアルファベットがいい。

 もしくは線分がいい。

・逆転項目は絶対に入れなければならない。

・調査に対する感想欄は不可欠

・質問紙の最初と最後はポジティブな内容にする

などなど,挙げればキリがないと思います。

こういうポリシーはいつ形成されるのでしょうか。

おそらく調査を何回も実施する中で経験的に

形成されることもあると思いますが,

最初に教えてもらった(参考にした)質問紙の

影響をかなり強く受けるのではないでしょうか。

少なくとも自分自身はものすごく影響を受けています。某N大の先生に・・・。

そう考えると・・・

学部生に聞かれて簡単に

自分のポリシーで答えてしまうのは

ちょっと問題があるかなぁと(笑)

まぁ,最低限の常識さえ守っていれば

特に問題にすることはないのかもしれませんが,

季節柄?聞かれることが多いので

考えてみました。

そうそう,今年の日心の大会ではこのあたりに

関連した発表をする予定です。