ISOQOL

現在、ISOQOL(International Society for Quality of Life Research)という学会でポルトガルに滞在しています。

海外の学会、そして医学系の学会に初めて参加したのですが

圧倒されることばかりです・・・。

この学会、IRTやCAT, DIFといったものが多く扱われていて

発表の中でも頻繁に出てきます。

日本の心理学よりも明らかに利用されています。

IRTに関するワークショップに2つ出たのですが

かなり刺激を受けましたし、勉強になりました。

あと、CATなんかも非常に厳密に、

ちゃんとした手順を踏まえて作られているなという

印象を受けました。

日本でもW-ZERO3の登場でだいぶ広まってきたとは

思うのですが、PDAが普及しているのがすごいですね

PDAでCATを行う。デジタル好きにはたまりません(笑)

ただ、IRTに関して解釈が?だったり、え・・・いいの?

ということはありましたが・・・

DIFに関しては、ロジスティック回帰を使ったものが

主流のようです。日本ではあまり見ていなかったのですが(^_^;)

ノンパラメトリックな方法、IRTベースの方法、

ロジスティック回帰の方法といろいろな角度から

検討する必要があるのだと思います。

ただ、どういった集団でDIFを見るのかが難しいという印象を

受けました。

cross-cultureの研究で使われているわけですが、

DIFがあった!といっても

それが翻訳によるものなのか、

翻訳は全く関係なく完全に文化差の問題なのか

というところが分離できないんですよね。

難しいです。

自分の発表に関しては、まぁ何とかなったかなという

感じです。

英語が堪能ならディスカッションもできたのでしょうが

悔しい限りです。