英語の試験なぁ・・・

入試絡みで東北大学高等教育フォーラムに参加しました。

ちょうど終了して時間つぶし中です。

Yahooを見ていたら、以下の記事が。

news.yahoo.co.jp

 

中高生の英語力の話ですが、政府目標、良いんですけどね。

やはり方向が間違っている気がします。

級とか点数が重要なのではなく、

コミュニケーションが取れることが重要なんですよね。

(少なくともその目標があるから、政府は目標にしているはず)

 

英語の試験がどこまでできても、コミュニケーションが取れるとは限らないですし、

マイナスの方が大きい気がします。

 

そして、今は頭が入試モードなので、

この目標を達成したら、入試の英語の試験(で)は差がつかないことになります。

これ、大問題なんですよ、きっと。

某J大学で、英語外部試験を導入したら、英語では差はつかず

他の科目の結果で合否が決まるという皮肉な結果になったそうです。

 

プラスにはならないけど、マイナスになることはあるというのは、

子どもにとってはなかなかしんどい状況なのではと思えてしまいます。

 

そもそも、測定する道具が良くないと思いますが・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2023年度

あっという間に2023年度が始まり、

今日は大学院の入学式と学部の新入生ガイダンスでした。

 

学部の新入生ガイダンスでは嬉しい出来事が。

昨年の夏のオープンキャンパスで行ったミニ講義を聞いて

入学してくれた学生さんが声をかけてくれました。

驚くとともに、責任を痛感しました。

オープンキャンパスも無駄ではなかった!

 

そして、私の研究室にも変化がありました。

学部からDまで私の所にいた学生さんが

この4月に関東の大学に着任しました。

また、博士論文の主査をした先生(社会人院生)も

新天地の大学に着任されました。

 

去る者あれば・・・、ということで

新たにM1の学生さんが入りました。

 

気づけば早16年目に突入した

今年度がどのような年になるか、

精進していきたいと思います。

 

入試科目「情報1」

3/4(土)は、日本テスト学会の学会賞記念講演会に現地参加してきました。

 

会場には、久しぶりにお会いする先生がたくさんで新鮮でした。

オンラインだと話しかけるのに躊躇しそうなのですが、

やはり対面はありがたいです。

 

学会賞を受賞された倉元先生のお話の中に、自分の名前が出てきたことに驚き(笑)

プログラム第2部?の「大学入学共通テスト『情報』への期待と課題―大学入試センター,大学,高校の視座から― のシンポジウムは面白かったです。

 

正直、そこまで考えてなかったなぁと反省。

高校現場の情報教育→大学入試 つながるのだろうか・・・

 

例えば、プログラミングの問題はちょっとどうしたものかと思いました。

プログラミングは、如何に効率的にとか、回り道しても分かりやすくとか、、、

正解がありません(個人的にそう思っています。

プロではないので、多少回り道してでもやりたいことができたら良いじゃないか、

きれいなコードじゃなくても良いじゃないかと・・・)

 

これをマークセンス形式の試験で問うのは至難の業です。

なんとなく、プログラミングで求められる力と

プログラミングの入試問題で求められる力は乖離している気がしました。

 

これをどうしていくかが課題ですが、注視していこうと思います。

作問大変そう・・・

 

 

東京のスピーキングテスト

 

news.yahoo.co.jp

ネタ元はこちら。

 

「本試験(平均60・77)と予備日(同52・16)の平均点が、8・61違うことに疑問をもったアオヤギ有希子議員(共産党)が、都議会文教委員会でこれら二つのテストを「等化したのか」「したならどのようにしたのか」を質問した。だが都教育庁の瀧沢氏は、「質問の趣旨が正確にわかりかねる」として答えなかった。」

 

事実であるならかなり問題だと思います。

これほど明確な質問の趣旨はないと思います。

担当者の方はご存じなかったのか、言いたくなかったのか、言えなかったのか。

 

この記事だけだとSDがないので何とも言えませんが・・・。

あと受験者数ですね。

 

しかし、羽藤先生と仕事をご一緒したこともありますが

かなり丁寧にされていた印象でした。

 

これ、大学入試でやったらもっと大問題になっていると思います。

 

絶対失敗しているとは言わないでしょうが、、、

 

これからまだまだ問題は出てきそうですね・・・

怖い・・・

入試監督

気づけば2月で入試シーズンです。

ただ、今年は学部の方の入試担当なので

昨年までとは動きが違います。

さらに、念願の地方入試出張へ行ってきます。

 

昨日は、10数年ぶりに試験監督をやりました。

特別試験場だったので人数は少なかったですが、こちらが緊張(笑)

 

地方入試は何人くらいかな・・・

噛まないように気をつけます。

 

ウェアラブルデバイス、ウェアラブルデバイス、ウェアラブルデバイス・・・・

 

 

2022年

最終日です。

 

今年は、何をしたか、何ができたかを振り返ると

あまりこれと言うことはなかったかも。

 

今日、お手伝いしていた論文の採択通知がきました。

忘れているものとか、まだパブリッシュされていないということ

だとは思いますが、Researchmap上もしかしてそれだけ?という状況・・・。

 

2022年で一番大きな出来事は

全学の入試センター副所長の職を辞して、

学部の入試担当になったことかもしれません。

来年はそちらでいくつか仕事はしたいと思います。

 

そして、研究室の学生さんお二人の就職&異動が決まる

というめでたい出来事もありました。

 

明らかに物忘れがひどくなり、

自分の仕事の管理ができなくなっているので

来年は少し?襟を正そうと思います(思うだけです)。

 

そして、来年度から学内研究費で採択されたプロジェクトが始まりますし、

依頼された論文も必ず仕上げなければならない、

翻訳書の話もありました。

まずはこのあたりをやっていきたいと思います。

 

それではみなさま良いお年を

 

総合型選抜と探究学習

 

※脇田個人の考え方であり、所属組織とは一切関係ありません。
※10月15日のセミナーの直後に書きましたが公開が遅れました。

 

先週の土曜日、
関西大学東京センターで開催された
セミナーでパネリストとして話をしてきました。

正直、探究学習について詳しいわけでないので
ちゃんと?予習をして臨みました。

予習を進める中で、
総合型選抜=探究学習ではない、
つまり探究学習は総合選抜につながらないという、
なんとなくモヤモヤとした感覚を持ちました。

 

ディスカッションをする中で
そのモヤモヤが少し晴れて来たので
書いてみようと思います。

 

総合型選抜≠探究学習 とまでは言いません。
もちろん探究学習は重要ですし、
大学や社会でその力が求められ、
評価されるのはその通りです。

正確に言えば、
高校の授業としての探究学習は
総合型選抜に直接つながらないというべきでしょうか。

批判を覚悟で書いてしまえば、
高校の探究の授業でこんなことをしましたとか
こんな賞をもらいましたというのは
あまり評価されない(個人的にはしたくない)のではないかと考えます。

 

それは、どのような成果があったかは、
指導者の力量によるところが大きいでしょうし、
学校の高等学校の指導体制も大きな要素だからです。
グループワークの場合、
必ずしも自分が興味関心のあるテーマに取り組むことができるとは限りませんし。

 

となると結局は、探究学習で何をしたかではなく
そのプロセスで何を学んだかが重要になります。
そしてそれをどう応用できるか、
総合型選抜という大学入試の枠組みで考えれば、
大学での学びにどうつながるかではないかと思うわけです。

 

高校の探究では
批判的思考、クリティカルシンキング、
アカデミックスキルといったものを磨いてもらえれば
それは総合型選抜入試につながると思います。

そして、今後は一部ではなくすべての高校生が探究学習をすることになるので
英語外部資格試験を利用した入試の基準のインフレと同様に、

普通に高校の授業として探究学習をしただけでは
総合型選抜で合格となるだけのレベルにはならないように思います。

現在、SSHとかの高校生が評価されているのとは状況が違っていくように思います。