加速する「年内入試」の流れ 受験生・保護者・高校はどう対応するべきか?というEduAの記事

Yahooに挙がっていたのでクリック。

 

院生時代からよく知っている&今も良くして頂いている先生の

インタビュー記事でした。

 

年内入試の加速、これ自体はおそらく避けられないのでは

ないかと思います。

記事は国立大学の視点でしたが、

私立大学は国立大学以上に死活問題のように思います。

 

もちろん、高校生が、自ら興味・関心があることを

学ぶために大学を選択して、進学することは

当たり前ですし、そうあるべきだと思います。

 

その上で、私立大学の立場からすると

入学者確保と受験料・入学金収入の側面で

大きな構造改革が必要になってきます。

 

総合型選抜の場合、学校型選抜と異なり、

複数の大学に出願ができ、複数の合格を得たら、

希望する大学を選んで進学することができます。

これは定員管理の観点からするとなかなかしんどい状況です。

 

さらに、手間暇をかけて選抜した学生さんが

他大学に行ってしまうというのは、精神的にもつらいところです。

(選ばれなかった大学の責任ですが・・・)

 

たいてい、、この受験生こそは!と思う学生さんは、

(他大学にも出願していれば)、他大学にも合格するんですよね。

 

合格しても来てもらえないとなると、

大学にとっては総合選抜は

コストパフォーマンスが悪い入試になってしまいます。

入試にコストパフォーマンスを求める事が間違っているのです。

間違ってはいるのですが・・・。

 

そして気づけば同じ話ですが、

もうひとつが受験料収入、

何だかんだ受験料収入は大きいわけです。

少子化+年内で決まるという流れは

一般選抜まで残る受験生の縮小、

つまり受験料収入の縮小をもたらします。

 

こうなると私立大は何とか併願で数を維持しようと

するわけですが、歩留まりの読みなど

自らの首を絞めている状況になります。

 

本当に真剣に考えなければならない時期に来ていると思います。