英検・TEAPがセンター試験との関連をプレスリリースを出しましたね。引用します。
2.センター試験 – 実用英語技能検定
相関係数 r=0.894(センター試験平均151点は英検2級合格相当)
〈試験名〉
実用英語技能検定(準1級~3級)
〈実施日程〉
2015年3月27日~4月19日
〈受験者数〉(実績)
1,039名
1.センター試験 - TEAP
相関係数 r=0.798(センター試験平均151点はTEAP87点相当)
〈試験名〉
TEAP
〈実施日程〉
2015年3月29日~4月19日
〈受験者数〉(実績)
995名
プレスリリースの最後に書かれていますが、
なおセンター試験は筆記・リスニングであるため、実用英語技能検定およびTEAPに関してはRLで実施しました。並びに実用英語技能検定につきましては英検CSEスコア(※3)を活用しました。
結構相関は高い印象ですが、TEAPも英検も、ReadingとListeningだけという点は注意が必要。また受験者のレベルも公表して欲しいところです。
もう1点、文科省の発表している各種外部資格試験をCEFR基準で対応づけた資料では、
英検2級がCEFRでB1、
TEAPの186-225がA2 となっているので、TEAPの87点はCEFRでA1レベルになる。
となると、
センター試験平均151点は英検2級合格相当
センター試験平均151点はTEAP87点相当
とあるので若干矛盾がある(文科省の資料では英検順2級がCEFRでA2)。
おそらくこの矛盾は文科省側のデータが4技能だからなんだろうか。
とおもったら、文科省資料のTEAPは第1回の情報を使っているのでLとRのみでSは入っていない・・・。
どう理解すればよいのかなぁ。結構面白いテスト問題になるかも(笑)
そして、このプレスリリースの中で知らなかった情報が、
日本初、英語の 4 技能テスト結果を比較可能とする ユニバーサルなスコア尺度 「CSE(Common Scale for English)」
http://www.eiken.or.jp/association/info/2015/pdf/20150317_pressrelease_cse.pdf
(プレスリリースにURLがあるので、直リンクさせてもらいます)
なるほど。これは需要があるかも。
上述した文科省の発表している換算表(対応表?)とも見比べてみたい。もしかしたら文科省側の資料はこちらを基にしている?
でもやはり異なる試験を1つの軸で考えるのは無理があるような・・・。
CEFRくらいの粗い分け方の方が罪は少ない気がします。