適切なアンケートの構成って・・・

更新時期です

ネタがない・・・うむ・・・

適切なアンケートって何でしょうか。

考え方はいろいろあると思うのですが、

一番はいかに回答者が回答しやすい

アンケートを作るかということだと思います。

それは項目数や記入する用紙、書式、項目内容、選択肢

すべてについてよく考え適切なものとする必要があるということです。

こういったことがちゃんとなされていないと

回答者は(回答者の意志にかかわらず)適切な回答を

してくれないと思います。

さて、僕は質問紙の研究をしているわけですが、

(自分の中でも)結論が出ていないことが多々あります。

今回はそのうちの1つについて書いてみたいと思います。

通常、(心理学の)質問紙には複数の尺度が含まれます。

ある尺度のオリジナル版は

あてはる、ややあてはまる、あまりあてはまらない、あてはまらないの4件法、

もう一つの尺度のオリジナル版は

あてはまる、ややあてはまる、どちらともいえない、あまりあてはまらない、あてはまらないの5件法

だったとします。

この場合どのように質問紙を構成するべきなのでしょうか。

質問紙を通して、同じ選択肢数にするのがよいのでしょうか。

例えば、2つの尺度を混ぜて実施する場合、

現実的には同じ選択肢数で構成するしかない気がします。

では、同じ5件法であっても、「あてはまる」などの表現が異なった場合はどうするべきなのでしょう・・・

これは僕の研究ですが、「あてはまる」などの表現を変えるだけで、回答の傾向が変わります。

となると、やはりオリジナルの表現は生かすべきなのでしょうか。

先行研究と比較するのであれば、

オリジナル版と同様にするべきか・・・

と、問題提起はしたものの、

どうするべきなのかはよくわかりません

それぞれメリット、デメリットがあります。

したがって、それぞれの質問紙ごと、尺度ごとに判断するしか

ないと思います。

回答のしやすさをとるのか、

研究としての一貫性などをとるのか・・・

こういった調査の方法、質問紙の作り方は、

最初に教えてもらった先生の影響が強いと思うのですがいかがでしょうか?