最近疑問に思っていることです。
心理尺度を作るときに因子分析を用いるのはいいのですが,
因子分析は1度だけでいいのかどうかという問題です。
この言い方だと誤解を招きそうですね・・・
うまく説明できないのでダメなのですが・・・
何かの尺度を構成するとします。
まず,項目を集めてきて,調査を実施し,
因子分析にかけて因子を見つけ出すという
作業が行われます。
で,理論的にも内容的にも「○因子で解釈
できそうだ」ということになって
下位尺度が構成されるわけです。
これは通常の尺度構成の
プロセスだと思います。
で,ここからが問題なのですが,
通常の尺度構成はここで終わって
しまうんですよね。
何が言いたいかというと,
さらに下位尺度ごとに因子分析を行って,
1因子性を確認する必要はないのか?
ということです。
有名な○ig Five尺度も60項目まとめて因子分析をすると
ほぼ想定される5因子が出てくるのですが,
下位尺度のみで因子分析をかけると
2因子になってくる下位尺度がいくつかあります。
図で書くと
○ig Five
/ | | \ \
factor1 factor2 factor3 factor4 factor5
/ \
fac1_1 fac1_2
という感じです。
これっていいんでしょうか・・・??
下位尺度ごとでは1因子性が
成り立っているべきではないでしょうか。
とはいえ,実際の所よく分かりません。
ご意見等お待ちしております。